阪神−LG 4回裏2死、阪神・新井良は左越えソロを放つ=安芸で(棚橋慶太撮影)
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◇練習試合LG戦 阪神10−0LG
阪神の新井良太内野手(30)が、巻き返しに向けて結果を出した。今季開幕4番を務めながら、終盤は故障と不振でベンチを温めることが多かったが、16日に高知・安芸で行われた韓国のLGとの練習試合で左へ本塁打を放った。
これまで本塁打を放った際には、バットを高々と放り投げるパフォーマンスが人気だった。だが秋季キャンプでは体が反り返り、上を向いてしまうクセを掛布DCから指摘され、禁止された。この日はそれを忠実に守り、バットを離すことはなかった。
掛布DCもこれを最大限に評価。「軸足の右膝が折れてなかった。最後まで我慢できたんで、バットを前に放り出せた」。この日は左前への適時打も放っており「今回のホームランとヒットは来年の打ち方とか仕掛け方とかに大きなヒントになったんじゃないかな」と続けた。
新井良自身も「それ(右膝)を意識して練習しているので、練習の成果がでたんじゃないかな」と納得。その上で「自分が取り組んでいる形をブレずに継続してやっていきたい」と、言い聞かせていた。 (中山隆志)
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