【ＢＯＸ】三浦“鈍感力”でメキシカン３タテだ！

シャドーボクシングで汗を流す三浦

　プロボクシングＷＢＣ世界スーパーフェザー級王者の三浦隆司（２９）＝帝拳＝が“鈍感力”でメキシカン３タテを狙う。同級２位ダンテ・ハルドン（２５）＝メキシコ＝との２度目の防衛戦（１２月３１日、東京・大田区総合体育館＝報知新聞社後援）に備えて１６日、都内の所属ジムでスパーリングを開始した。

　今年４月の王座奪取戦、８月の初防衛戦に続き、今回もメキシコ人が相手。ワンテンポ遅れてパンチが飛んでくるなど独特のスタイルを持つメキシカンを大半の日本人は苦手にするが、「実はやりづらさを感じたことがない。相手に合わせずに戦ってきた。自分はある意味で鈍いんだと思う」と相性の良さを強調した。

　招へいしたフィリピン人パートナー２人との４回のスパーリングでは左右の強打を披露。三浦は「今年は世界王者になれた節目の年。いい締めくくり方をしたい」と大みそか決戦へ準備を整えていく。