サブカテゴリー

PR:

雄星 待望の一人暮らし 苦節4年…“1年遅れ”退寮で念願都内

入寮時の菊池
入寮時の菊池
Photo By スポニチ

 苦節4年、西武の菊池雄星投手(22)が憧れの地に足を踏み入れる。入団以来親しんだ「若獅子寮」(埼玉県所沢市)を退寮し、今月下旬から都内で一人暮らしをスタートさせることになった。

 1年遅れの「卒業」に喜びもひとしおだ。「寮を出られることになりました。新生活が凄く楽しみです」。西武では高卒入団選手は3年、妻帯者を除く大卒・社会人入団選手は1年、入寮が義務づけられている。菊池も昨オフ、3年目を終えて退寮する予定だった。しかし、その年は4勝にとどまったため、鈴木葉留彦球団本部長の親心で「もう1年、しっかり野球に向き合ってほしい」と退寮が先送りされていた。

 まさかの退寮NGに「ボク問題児なので」と冗談半分にがっかりしていた菊池だったが、同本部長から「次のシーズンに通算勝利(8勝)を超える白星を挙げたら寮を出ていい」の約束を取り付けた。絶対に出るぞ!の決意のもと、今季は開幕からローテーションの一角を担い、4月13日の楽天戦(Kスタ宮城)でプロ初完封するなど9勝。ノルマもクリアした。現在は8月に痛めた左肩のリハビリ中だが、来季の飛躍を目指し、西武第2での秋季キャンプで精力的に体力づくりに励んでいる。

 岩手から埼玉を経てたどり着いたのは、希望に胸を膨らませる東京生活。「近所の食事がおいしい店とか探してみたい」と初めての一人暮らしが待ち切れない様子だ。今季の入場曲にも使用し、敬愛する矢沢永吉ばりの「成りあがり」を果たした男は、大都会に腰を据えてさらなる成長を目指す。

[ 2013年11月17日 05:30 ]

Webtools & Bookmarks

PR

注目アイテム

ニュース

注目アイテム

人気ニュースランキング

    ※集計期間:

    » 続き

    【楽天】オススメアイテム
    クイックアクセス

    スコア速報

    特集

    選手名鑑

    オススメ

    スペシャルコンテンツ