【ワルシャワ=神田明美】環境省によると、日本の2008~12年の温室効果ガス総排出量の平均(速報値)は1990年比で8・2%減となり、先進国に排出削減を求めた京都議定書で日本に義務づけられた「6%削減」の達成が確実になった。ポーランドで開かれている国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP19)で石原伸晃環境相が20日、各国に説明する。
08~12年の実質的な排出量の平均は12億7900万トンで、90年比1・4%増。だが、森林による吸収や排出量取引などの京都メカニズムを使い達成した。11年の東京電力福島第一原発事故後、発電時に二酸化炭素(CO2)を排出しない原発の稼働が全国で止まったため、排出量が増加した。一方、08年のリーマンショック時には景気後退に伴い排出量が減っていた。