横浜・八景島シーパラダイスは11月14日から、“生きた化石”と呼ばれる深海性のサメ・ミツクリザメの緊急展示を開始した。
このミツクリザメは、11月13日に、横須賀市長井沖の水深約300メートルの刺し網で捕獲。同日中に「アクアミュージアム」3階深海水槽とドルフィン ファンタジーの円柱水槽に生きたまま搬入されたそうだ。
搬入したミツクリザメは全部で11尾(※網にかかっていたのは13尾)。中でも最大は約1.2メートルのメスで、キズも少なく、非常に良い状態で搬入され、現在は水槽内をゆっくりと泳いでいるという。
同館は「11尾の大量搬入は過去に例を見ないほど珍しいことです」と説明。また、「長期飼育は大変難しい」とのことで、生のミツクリザメが見られる貴重なチャンス、深海生物好き、サメ好きは、シーパラへ遊びに行ってみてはいかが?
☆公式Twitterも興奮気味!
今回の緊急展示について、横浜・八景島シーパラダイスのTwitter公式アカウントも興奮気味に「普段は水深1200mもの深海に生息している深海ザメ、ミツクリザメが13日、なんと11尾も搬入され、本日14日よりドルフィンファンタジーとアクアミュージアム3階で展示中。これだけの大量展示は過去に例がないと思われます!」とツイート。
さらに「シーパラでの過去の飼育記録は6日間。長期飼育の難しいサメですので今後飼育数は減少していくと思われます」と時間がないことを説明し、「今回のミツクリザメ搬入で一番驚いたのは11尾という数です。八景島で過去にも展示したことはありますが、いずれも単体。これだけの数が一度に展示されたことは飼育担当も聞いたことがないとか」と、いかに希少なケースであるかを説いている。