こんにちは。
木村です。
DODONPACHI MAXIMUMの
プロジェクトが終了したので、
※DODONPACHI MAXIMUM
好評配信中!
PCを整理したら、
過去のスケジュール表が出てきました。
今回は、
日にちも入れて続けて行きます。
※リアル重視!
開発中止の宣告を受けた僕たち
そしてその行方は・・・。
前回分までの日程を書き出すと、
キャスティング確定が
2011年11月4日
最初の音声収録日が決定
2011年11月10日
開発中止宣告を受けたのが
2011年11月10日
自分で言うのもなんですが、
こりゃスゴイ・・・。
もうちょっと前置き、
僕が合流した段階では、
既に怒首領蜂最大往生という
タイトルにすることは決まっておりました。
さて、続けましょう!
その翌日のこと、
「まだみんなには内緒だけど、
最大往生の開発を中止する」
という方針ではあったので、
音声収録を行わないと、
開発チームにバレてしまいますし、
もう明日は音声収録!
という状況でしたので、
収録自体は強行することになりました。
ただ、
バレていないということは、
火の車状態も続きますから、
世界観を作った若林さんも
烈火の如く、忙しい状態。
そこで、
音声収録は初日だけ、
若林さんと一緒に同行。
次回以降はすべて僕だけ。
ということになりました・・・。
この状態で、
IKDからもらったありがたいお言葉。
「木村くんなら、
1人で大丈夫だね!」
僕から咄嗟に出た言葉。
「そりゃ大丈夫っすよ!
任せてください。」
とは言っても、
1人で収録に立ち合うと、
上手くいかないことが多いんですよ・・・。
このとき、
僕はとても苦い顔を
していたんでしょうね。
それを見かねた斎藤さんが、
「ワシ、一緒に行ってやろうか?」
この言葉にどんだけ救われたことか・・・。
これで、初回以外の収録は、
斎藤さんと二人で挑むことになりました。
※そう言えば、このとき、
次回以降の音声収録日は、
決まっていなかったっすね
来るべき音声収録初日、
2011年11月12日
この日は土曜日。
休日返上で
若林さんと現地で待ち合わせ。
僕は電車が嫌いなので、
車で現地に向かったのですが、
道に迷う迷う・・・。
ようやっと、
道路の傍らに立つ若林さんを発見するも、
車を停めることができずにスルー。(笑)
なんてこともありましたが、
その日の収録自体は順調に進み。
収録終了後、
演者様と談笑中。
「このゲームは
いつ頃出るんですか?」
もうね・・・。
胸が張り裂けそうなほど
辛いのなんの・・・。
「来年の二月には出ます!
絶賛追い込み中です!」
って言っていた僕の顔は、
うまく笑えていただろうか。
若林さんも含めて、
その場にいるみんなに
ウソついてるんだもんな~。
※形はどうあれ、ウソはよくない・・・
更に言うと、
演者様には、
キャラのイラストや設定は
お見せしていましたが、
ゲーム画面を
1つもお見せできていませんでした・・・。
外に出せる状況じゃ・・・。
なかったんです・・・。
本当に・・・。
本当に申し訳なかったです。
時は飛び、
2011年11月16日
この日が急遽、
2回目の音声収録日に。
斎藤さんと収録に挑みました。
斎藤さんは、
技術系の職人堅気の人なので、
音声収録は初体験だったそうです。
演者さんと収録前の打ち合わせ。
「どんな感じでやりましょうか?」
若林さんから、
サンプルボイスにある、
この感じで録ってきてほしいと
言われていたので、
「サンプルボイスにあった
あの感じで・・・」
とお願いしてみたところ、
「そんなふうにやってましたっけ?」
( ゚д゚)ハッ!
これはかなり焦りました。
なんて伝えればいいんだろうって・・・。
考えてみたら、
いろんなお仕事をされていらっしゃいますし、
1つ1つをしっかり覚えていないことがあっても
不思議じゃありませんしね。
なんとか、
アレヤコレヤお伝えして、
声の感じも決まり、
この日の収録自体も、
それほど問題なく進んだのですが、
普段は
やらない感じの声だったようで、
かなり無理なオーダーを
してしまっていたらしく、
しかも、
台詞台本の内容に不備があったり、
この日もゲーム画面を見せれてなかったりと
僕の不手際が多かったので、
いろいろとご指摘を受け、
かなり凹みました・・・。
本当に、
申し訳なかったです・・・。
その分、
勉強になることも非常に多かったので、
得るものは大きかったと思います。
更に時は過ぎ、
2011年11月18日
奇跡的に残りの演者さんたちの
スケジュールを1日に集約することができ、
収録日の最終となりました。
急遽決まったこともあり、
斎藤さんはこの日、
ロケテストの中止を伝え、
謝りに行くべく、
外の会社様を回ってから、
遅れて合流することになりました。
そんなわけで、
僕は1人で現場に向かったわけですが、
前回の不手際がありましたから、
準備は怠ってないつもりでしたけど、
ガチガチに
緊張しちゃってました・・・。
とは言え、
しっかりやらないと行けませんからね。
この日の初回の演者さんと打ち合わせ。
先ずは、
プロジェクトマネージャーの
斎藤さんが遅れてくることをお伝えしました。
なぜ、
わざわざ伝えているのかというと、
斎藤さん、
外回りをしているので、
スーツなわけです。
ただでさえ、
普段強面なのに、
スーツ姿という最強な感じですから、
怖がらないでくださいね・・・。
※実際の斎藤さんは、
超が3つ付くくらい良い人です
というつもりでした。
そんなこんなな前置きしつつ、
前回収録したものを
聴いてもらってから、
若林さんには、
「お任せして大丈夫だと思うから、
頑張ってきてくださいね」
と言われてきてたので、
自分の想像を身振り手振りや、
別のシチュエーションに当てはめた
例え話なんかを交えて、
打ち合わせを終え、
収録開始!
程なくして斎藤さん到着。
ここで、
スーツ姿の強面のおじさんと、
30代半ばの冴えないおっさんが、
最大往生のボイスを、
あーでもない
こーでもない
とやっている姿を
ちょっと想像して欲しいんですが、
なんか・・・
おもしろく無いですか?
最初の収録は順調に終了!
演者さんが、
ブースから出てきて、
斎藤さんと名刺交換。
ここで、
演者さんの言った言葉。
「良い人そうじゃないですか!」
この一言で、
場の雰囲気は一気に和み、
談笑。
このときも、
ゲーム画面はちゃんと見せれていなかったので、
実は、
代わりになっていたかはわかりませんが、
ゲームの雰囲気を味わってもらおうと、
完成真近の
DODONPACHI MAXIMUMを持参し、
※こっちも並行して作ってました・・・
遊んでいただいていたりしました。
コレがね。
ビックリしたことに、
NORMALモードのステージ1を
ノーミスでクリアしちゃうんですよ。
※負けてられないよな・・・
一通り、
遊んでもらって談笑も終了。
お疲れ様でしたをして、
お見送りをするんですが、
その時、
僕は演者さんの靴下に違和感を覚えて、
ジッとみてしまったんです。
※変態的な話しじゃないッスよ・・・
そこには、
「ご飯の絵」
と
「こしひかり」
と書いてあったのでした。
「面白いですね」と僕が言うと、
「靴を脱ぐと思わなかったんで」
と返されました。
次回につづく!
テーマ:開発話
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