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【社会】

覚せい剤3キロ所持か 中国で拘束の稲沢市議

 愛知県稲沢市の桜木琢磨(たくま)市議(70)=無所属、五期目=が覚せい剤を所持した容疑で中国の公安当局に拘束された事件で、市議は中国広東省広州の白雲国際空港で覚せい剤三キロを所持していたとみられることが分かった。外務省が明らかにした。十五日に市役所で記者会見した市議会の野村英治議長(60)は同省の説明として、桜木市議が「私は無実だ」と話していることを明らかにした。

 関係者によると、覚せい剤はアタッシェケースの中にあった。ナイジェリア人から託されたとの情報もある。覚せい剤三キロは日本国内の末端価格で約二億一千万円に相当する。

 岸田文雄外相は報道陣に、現地領事館の情報として、中国公安当局は同国内での裁判に向け、司法手続きを進めていると説明した。

 中国の刑法では、覚せい剤所持の最高刑は死刑。二〇一〇年には覚せい剤一・二五キロを密輸しようとして麻薬密輸罪に問われた森勝男死刑囚=当時(67)=ら日本人四人の死刑が執行された。

 

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