北新地ぼったくり、ウイスキーの焼酎割りで泥酔

　大阪の歓楽街・北新地の飲食店で代金をぼったくり、泥酔した客から７０万円を盗んだとして、天満署が１４日、飲食店経営・黄美善（５３）と店の客引き・中林優子（４３）の両容疑者を窃盗容疑で逮捕、送検したと発表した。

　北新地では２０１１年頃から、泥酔客が代金をぼったくられたという相談が署に相次いでいた。

　発表では、両容疑者は３月１３日午前５時頃、黄容疑者が経営する大阪市北区曽根崎新地の「ジュピタ」で飲食した無職男性（６２）を近くのコンビニに連れて行き、現金自動預け払い機（ＡＴＭ）で引き出した７０万円を盗んだ疑い。

　署によると、同店ではウイスキーの水割りと称して焼酎割りを提供。男性は「出された酒を１杯飲んだら記憶がなくなった」と話しており、被害時は泥酔状態だったという。