自動ブレーキの設定速度超えか11月16日 23時27分
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今月10日、埼玉県深谷市で、自動ブレーキ機能が付いた乗用車が試乗中にフェンスに衝突し、2人がけがをした事故で、警察が車の運転記録装置などを分析したところ、当時、車のスピードが時速30キロを超え、ブレーキが自動で作動する設定速度を上回っていた可能性の高いことが警察への取材でわかりました。
今月10日、深谷市の自動車販売会社の駐車場で、自動ブレーキ機能がついたマツダの乗用車が試乗中に、障害物として置かれたマットの前で止まらず、その先のフェンスに衝突し、運転していた客ら2人がけがをしました。
この車のブレーキが自動で作動するのは時速がおよそ4キロから30キロまでと設定されていますが、警察が車の運転記録装置などを分析したところ、当時は、時速30キロを超え、設定速度を上回っていた可能性の高いことが警察への取材でわかりました。
同じ車の事故前の試乗では、自動ブレーキは正常に作動していたということです。
警察は、スピードを出しすぎたために自動ブレーキが作動しなかったとみてさらに分析を進めるとともに、試乗前に客に対してどのような説明が行われていたのかについても調べることにしています。