大商会頭:生涯スポーツ世界大会で橋下市長に苦言
毎日新聞 2013年11月15日 20時41分(最終更新 11月15日 20時41分)
大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭(京阪電気鉄道最高顧問)は15日の定例記者会見で、大阪市の橋下徹市長に面会し、2021年に関西で開かれる生涯スポーツの世界大会「ワールドマスターズゲームズ」に開催地として参加するよう要請したことを明らかにした。佐藤会頭は「大阪で開催されないと大変だ」と苦言を呈した。関西広域連合の中で、大阪府・市だけが大会の準備委員会への参加を見送っている。
佐藤会頭は橋下市長に「経済効果はこれから(どのように拡大させるか)研究したらいい」と伝えたが、明確な返答はなかったという。大阪体育協会の会長も務める町田勝彦副会頭(シャープ特別顧問)も「府として生涯スポーツを振興しているのに、こうした大会をやらないのはいかがなものか」と述べた。
大阪府・市が準備委への参加を見送ったのは、費用に見合う効果が見込めないためという。だが、関西財界は、大会には国内外から約5万人が参加し、大きな経済効果があるとみている。【久田宏】