石破幹事長:原発新設、全面否定せず
毎日新聞 2013年11月16日 18時42分(最終更新 11月16日 19時22分)
自民党の石破茂幹事長は16日、原発の新設について「再生可能エネルギーの比率が上がってもなお、エネルギー安全保障の観点から、原発を新設することを全面否定することにはならない」と述べ、否定しない考えを示した。東京都内で記者団に語った。
石破氏はそのうえで「新設すべきだと言っているのではなく、安心・安全が最高度に確保された最新鋭の原発を全面否定することには理論的にならない」と説明。また、「原発ゼロにすれば最終処分がいらないかのごとき印象を与えることがあってはならない」と述べ、最終処分場の選定を政府主導で決める方針を強調した。
これに先立ち、テレビ東京の番組では、小泉純一郎元首相の「即時原発ゼロ」発言について「歯切れのいい発言に多くの国民が賛同している状況は絶対に無視できない」と述べ、安倍晋三首相と対応を協議する考えを表明した。【高橋恵子】