国の文化審議会は15日、五所川原市の「阿部家住宅」の主屋1棟と文庫蔵1棟を新たに国の登録有形文化財(建造物)に登録するよう下村博文文科相に答申した。官報告示を経て、正式決定する。登録されれば登録有形文化財は県内では97棟、同市内は3棟になる。
 阿部家住宅は同市で「大阿部」の屋号を持つ大地主の阿部家が建築した。阿部家の過去帳によると、第11代当主・保助氏が亡くなった1892年3月26日の約1カ月半前に主屋と離れが完成したとされ、主屋と文庫蔵とも築120年以上と推測される。
【写真説明】 国の登録有形文化財に登録するよう答申された阿部家住宅主屋(五所川原市教委提供)

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