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いわきで3回目の試験操業 検出限界値未満鮮魚、15日店頭に

 いわき市漁協と小名浜機船底曳網漁協は14日、7日から延期していた3回目の試験操業を行った。
 今回の対象魚種は7日に予定していたキアンコウとアカムツなど12魚種にマアジを加え、13魚種にして実施した。14隻が出港し、漁獲量は合わせて約2・1トン。ケガニの水揚げはなかった。検査場がある小名浜魚市場に集約され、放射性物質検査が行われた。
 キアンコウから1キロ当たり10ベクレル(食品衛生法の基準値は1キロ当たり100ベクレル)の放射性セシウムが検出された。漁協は検出限界値未満の魚介類だけを出荷しているため、キアンコウは出荷しない。キアンコウ以外の魚介類は検出限界値未満だった。
 鮮魚はいわき仲買組合を通して15日朝に市中央卸売市場で競りにかけられ、同日中に地元スーパーなどに並ぶ。ミズダコなどの加工品は16日に同市場に出荷する予定。

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魚介類の選別作業が行われるいわき市の小名浜魚市場
魚介類の選別作業が行われるいわき市の小名浜魚市場

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