阪神が獲得のための調査を続けてきた呉昇桓だが…。暗雲が垂れ込めている【拡大】
中村ＧＭは、呉の状況に関して「いえる範囲で」とうながされても「いえない」と口を閉ざした。スタンリッジだけではなく、久保もＦＡ宣言で退団濃厚。ＦＡ補強で獲得を目指す中日・中田賢もこの日、交渉で先んじたソフトバンク優勢とみられる。呉獲り失敗に終われば…描いていた青写真が音を立てて破られていく。
★オフの阪神外国人事情
球団内では、チームトップの１２勝を挙げたメッセンジャー、最多安打のタイトルに輝いたマートンの残留を最優先に掲げ、すでに合意に達している。一方でスタンリッジ、ボイヤー、コンラッド、ザラテを自由契約とする方針だ。新外国人では４番候補で、今季ナショナルズ３Ａで２９発放ったマウロ・ゴメス内野手（２９）との契約交渉もほぼ合意。新守護神候補として呉の調査を水面下で進めていた。
呉 昇桓（オ スンファン）
投手。１９８２年７月１５日、韓国生まれの３１歳。２００４年サムスンに入団。１年目から抑えとして活躍し、韓国シリーズＭＶＰ。０８年北京五輪韓国代表、０６年、０９年、１３年とＷＢＣ韓国代表に選出された。今季４８試合登板、４勝１敗２８Ｓ、防御率１・７４。通算４４４試合登板、２８勝１３敗２７７Ｓ、防御率１・６９。１メートル７８、９２キロ、右投げ右打ち。今季５億５０００万ウォン（約５０４３万円）、背番号「２１」
（紙面から）
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