新たな守護神探しの検討に入った中村GM【拡大】
だが、手をこまねいているわけにはいかない。ある球団首脳は「仮に呉を獲得できないとしても基本方針だけは絶対にブレるわけにいかない。来季に向けての新外国人は4番と守護神。米球界からストッパーを任せられる投手を探すように、と伝えている」と力を込めた。
当初、渉外担当は12月上旬に渡米し、来季残留が決まったマートンとメッセンジャーと正式契約を交わす手はずだったが、予定を早めることが判明した。これまでにリストアップしている投手の調査や守護神候補の情報収集を行う。
すでに今季8勝(12敗)を挙げ、リーグ3位の防御率2・74を残したジェイソン・スタンリッジ投手(35)を戦力構想から外した。球団幹部によると、呉の獲得が失敗に終わったとしても、スタンリッジの再契約はない見通し。また今季限りでソフトバンクを自由契約となったブライアン・ファルケンボーグ投手(35)の調査も行っているが、基本線は、米球界から探すという方針のようだ。