麻薬:原料輸入し加工販売20億円荒稼ぎか 2容疑者逮捕
毎日新聞 2013年11月15日 19時07分
麻薬を含んだ液体を譲り渡したとして、警視庁組織犯罪対策5課は15日、東京都練馬区のハーブ販売会社代表、沖山潮容疑者(41)ら2人を麻薬取締法違反容疑で逮捕したと発表した。組対5課は、沖山容疑者らが2011年9月以降、中国から原料を輸入し区内の工場で麻薬や脱法ドラッグなどを製造、全国約30カ所の販売店などに売りつけ約20億円を得ていたとみて追及する。
逮捕容疑は、今年3月に麻薬指定された「α−PVP」を含んだ液体を5月20日、練馬区内の脱法ドラッグ販売店に譲り渡したとしている。2人は「麻薬みたいな物は売っていない」と容疑を否認しているという。
組対5課は沖山容疑者の会社など15カ所を家宅捜索し、原料の薬品や現金約8000万円を押収したという。【林奈緒美】