児童買春禁止法違反:容疑で養護学校教諭を逮捕−−神奈川県警 /長野
毎日新聞 2013年11月15日 地方版
神奈川県警山手署などは14日、長野県諏訪養護学校(富士見町)の教諭、武居信男容疑者(50)=諏訪市大手=を児童買春禁止法違反容疑で逮捕した。
逮捕容疑は昨年11月24日、東京都国分寺市のホテルで、出会い系サイトで知り合った当時無職だった少女(17)に、18歳未満と知りながら現金3万円を渡してみだらな行為をしたとしている。容疑を認めている。
武居容疑者の逮捕を受け、伊藤学司・県教育長は「子供や保護者に申し訳ない。事実確認をし、厳正に対処したい」と述べた。県内で教員の不祥事が相次いでいることについては「不祥事根絶のための取り組みの速度を上げ、教員一人一人の心に届く対策を徹底していきたい」と話した。
県教委によると、武居容疑者は2008年から同校で技術家庭科を担当。松崎泉校長は「(勤務態度は)まじめだった」と話しているという。武居容疑者は9月下旬、神奈川県警から事情を聴かれたと同校長に報告し、以降、休暇中だった。県教委は校長から連絡を受けたが、「警察に聞くべきだ」と判断し、本人から聞き取り調査を行わなかった。
県教委によると今年度、逮捕された教員は6人目で昨年を1人上回っている。【高木香奈、川辺和将】