阪神と17日に交渉する中田賢。15日にはソフトバンクと交渉する【拡大】
この日、秋季キャンプの宿舎(高知・芸西村)で取材に応対した高野球団本部長は策を練って交渉に臨むことをほのめかした。
「あとは作戦通り動いていきます。他球団の動向がありますから、そのへんは多少の駆け引きはございます」
先発投手補強がテーマのオフ。今季はメッセンジャー、スタンリッジ、能見、藤浪の4本軸が安定したが、5、6番手が不在だった。さらにこの日、スタンリッジの退団が決まった。駒不足は明らかで、和田監督ら現場サイドも補強を要望しているだけに争奪戦には負けられない。
右腕は年俸7000万円で人的と金銭補償が不要なCランクの該当。市場価値を高めている。それでも、中田賢は“フラット”を強調した。
「話を聞いて(自分が)やりたいなと思う気持ちが一番出たところに決めたい。やっぱり悩むとは思います」
運命の11・17-。虎の来季を占う攻防戦が始まる。
(紙面から)