2013.11.15 05:04(2/3ページ)

阪神、FA中田賢にエース背番「18」用意!条件は鷹見て上乗せ

阪神と17日に交渉する中田賢。15日にはソフトバンクと交渉する

阪神と17日に交渉する中田賢。15日にはソフトバンクと交渉する【拡大】

 ついに火ぶたが切られる中田賢の争奪戦。阪神は17日に名古屋市内でテーブルを持つことが、球団幹部の話から判明した。最大限の付帯条件でターゲットを口説き落とす。

 FA宣言選手が公示され、交渉解禁を翌日に控えたこの日、ナゴヤ球場で汗を流した中田賢は「待つだけですから。お話しをいただいたところ全部の話を聞く」と心境を語った。

 15日に先陣を切るソフトバンクをはじめ、巨人、ヤクルト、DeNAも参戦を表明。現時点でライバルは旧球団となる中日も含めた5球団となる。

 「(交渉の)順番は意識しない」と続けた渦中の右腕を射止めるには-。虎は“秘策”を用意していた。

 球団幹部によると、阪神からは中村勝広GM(64)が直接出馬する予定。さらに、その席上で背番号「18」を提示することも明らかになった。時を同じくして秋季キャンプ地(高知・安芸)の宿舎で契約更改した二神が、同番号のはく奪を言い渡されたもようだ。

 近年の虎では、野田浩司や藪恵壹(前2軍投手コーチ)が背負ったエース背番を空けて待つ。さらに、最大4年の契約年数を用意することも判明した。誠意の限りを尽くし、竜で61勝を積み上げた右腕を迎え入れる。これが、虎の意気込みだ。

 北九州市の出身から地元のソフトバンク有利との情報もあるが、阪神は徹底抗戦の構え。球団幹部は「(ソフトバンクより後の交渉で)内々で情報をつかめる」と、鷹の出方によって、提示条件の見直しも視野に入れている。ソフトバンクと同等ないしそれ以上の条件を出す可能性もある。

【続きを読む】