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2013年11月8日(金) 東奥日報 ニュース



■ 今冬ロータリー追従作戦/弘前市

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 2年連続の豪雪に見舞われた弘前市は今冬、新たな除雪方式を試行する。除雪車にロータリー車を定期的に追従させ、道路脇の寄せ雪をさらに片付けることで一定程度の道路幅を確保。降雪が集中する前に寄せ雪スペースを作り出しておくほか、家の前に残される雪の処理軽減も目指す。個人所有の小型除雪機やトラクターを活用した生活道路の拡幅・排雪を支援する仕組みも新設する。

 通常の除雪は道路脇に雪を寄せていくため、降雪が続くと次第に道路幅が狭くなる。昨冬までは状況に応じて拡幅除雪、排雪を行ってきたが、作業が追い付かずに渋滞を招いたケースもあった。

 今回の“追従作戦”は、拡幅除雪・排雪までの予防的措置と言える。通常の除雪の出動3〜4回に1度、ロータリー車を追従させ、除雪後の寄せ雪の上に積み増して道路幅を確保していく。対象路線は約45キロ。主に市街地の幹線・準幹線で、特に道路幅が狭くなりがちな区間や雪置き場につながる道路、通学路などから選んだ。

 個人所有の小型除雪機やトラクターを使った除雪は、町会が主体となり、生活道路の拡幅や地域内の空き地への排雪を行う。

 今冬は乳井、鬼沢第一、鶴田の3町会をモデル地区に選定。市は、傷害保険の加入、燃料費の全額補助、雪置き場となる空き地の固定資産税減免などで側面支援する。

 こうした対策は本年度の市除排雪計画書・作業指針に掲載。8日の定例記者会見で葛西憲之市長は「拡幅除雪の費用軽減効果や空き地の利用状況を検証したい」と述べた。

 今冬の除雪延長は、12年度より0.18キロ増えて996.69キロ。除雪工区は12年度と同じ23工区(委託20・市直営3)。

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