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2013年11月7日(木) 東奥日報 ニュース



■ いじめ絶つ勇気、15秒CMに

写真
蛯澤さん原作の「いじめ根絶キャンペーン」テレビCMの一場面(県教委提供)
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 県教委の本年度「いじめ根絶キャンペーン」のテレビCMが、RAB青森放送で放送されている。CMの原作は、県内中高23校から応募された292作品の中から、野辺地中2年・蛯澤舞さんの「ネットいじめ」が採用された。CMは、インターネットを使ったいじめの防止を訴える内容となっている。

 CMは15秒間。ベッドに寝転がった少年が、スマートフォンのメールで友達とやりとり。「あいつ、うざくねぇ」という問い掛けに深く考えず同意しようとするが、うたた寝の夢の中でいじめに加担する罪悪感にうなされ、思い直して「そんなことねーよ」と返信するという内容。いじめを断ち切る勇気の大切さを呼び掛けている。

 県教委はテレビCMの原作コンクールを行い、今夏の審査会で蛯澤さんの作品を含む9点を優秀作品に選定。県内民放や広告代理店が優秀作品から1点ずつ選んで企画案を制作し、コンペの結果、RABサービスが作った蛯澤さん原作のCMが選ばれた。

 自身の作品について「現代はネットを悪用した陰湿ないじめが多い。発信者が特定されにくいネットの恐ろしさやそれによる精神的なダメージを伝えたい」と蛯澤さん。CMの放送は今月30日までで、児童生徒がテレビを見る朝や夕食の時間帯が中心。このほか12月中旬まで月曜日か火曜日の週1回、RABの朝の天気番組で150秒の拡大版も放送していく。県教委ホームページでも見られる。

 県教委の担当者は「CMによっていじめが少しでも減れば。友人同士でもいじめについて考え合ってほしい」と話している。

 優秀作品に選ばれた蛯澤さん以外の個人、団体は次の通り。

 ▽中学校 吉田愛香音(荒川中3)間山佳乃子(白山台中1)十和田一中生徒会執行部(代表漆坂平)=2作品、古川中JUMPチーム(代表田中夢乃)▽高校 豊川実沙樹(青森工業高3)大島美樹(同3)木村美紅(同1)

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