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大函丸で観光客を道南から下北へ
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旬の大間マグロを味わいながら、竹内さん(中)の説明に耳を傾ける参加者ら |
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2015年度末の北海道新幹線新函館駅(仮称)開業を見据え、道南から下北半島に観光客を呼び込もうと県下北地域県民局は6〜7日、大間─函館フェリー航路の新船「大函丸(だいかんまる)」を活用したモデルツアーを実施した。
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ツアーのテーマは「田舎体験!イナガの人から元気をもらおう」。道南の旅行代理店や航空会社など7社10人が参加し、2日間の日程で大間町、風間浦村、佐井村を巡った。
7日は、大間町の食堂で旬の大間マグロを味わいながら、ベテラン漁師竹内薫さん(63)の“マグロ談議”に耳を傾けた。佐井村では、道内では珍しいというアピオス(アメリカホドイモ)の畑を見学。風間浦村の「元祖烏賊様(いかさま)レース」も楽しんだ。
ツアーに参加した北海道エアシステムの諏訪里果さんは「アピオスは、道内では高級店などでしか見掛けない野菜。収穫体験があれば(ツアーの)大きな売りになる」と強調。江差町の旅行会社社長、冨江史郎さんは「仏ケ浦と恐山を組み合わせた1泊2日の商品を、さっそく検討してみたい」と話した。
一方、大間フェリーターミナルからの移動手段が路線バスしかないため、二次交通の充実を求める声が多く聞かれた。ある参加者は「せめて下風呂温泉までのシャトルバスがあれば、滞在型の客も増えるのではないか」と指摘した。県民局は今後、参加者のアンケート結果を精査して課題や改善点を探る。
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