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2012-12-02 22:07:16

12月2日 越喜来 綾里

テーマ:ブログ
ダイビングをしたらログブックを書いているというかデータを書き込んでいるというか、
ほとんどイントラサインをもらってないというか。
一緒に潜ってる人はいつもほぼ一緒で潜ってる場所もうちの近所ばかり。
可愛いウミウシ、魚の群れ、落ち葉が飾る水面の紅葉にキラキラ光る水中の砂紋。
見えないダイコン、コンパスが見える場所を探す視界0。
つかんだものがどこまで続いているか手繰って行って、岩に挟まっていてがっかりして、
切ったり動かしたりしてロープでくくって、陸上隊が無理やりなんとしてくれるかな。
レアなマクロやマンタ、ジンベイ、ハンマー大物探しもダイビングだけど、
漁具や、家財道具、船の残骸、瓦礫を見つけるのもダイビング。
普通はなんだかわからないけど、全部あわせてぼくのダイビングです。

冬将軍がものすごい勢いで迫ってきています。夜間は0℃、凍結注意。
冬本番を迎えてますが、相変わらずお手伝いに来てくれます。
でも、買った一眼も使わずじまい。もう少し記録を撮らないとなー。
画像がないブログはちょと寂しい。

本格的な雪の前に来てくれたのはハワイから篤さんと大場さんmove4JAPANのみなさん。
土曜日は一緒に漁港に行って、日曜日はいつもの仮設住宅で炊き出しをしてくれました。
そして仮設住宅で世話人をずっとしてくれている「ゆめまま」さん、ありがとうございます!
ゆめままさんたちが仮設住宅で受け入れ態勢を作ってくれるから安心して行けます。
ちょっと遅れたけどゆめままさんが誕生日ということで、篤さんたちがケーキを買ってきて
お祝い。いろんなつながりがあって一緒にお祝いできるっていいなーって思いました。
$日々是好日

漁港はどうかというと、ホタテの養殖作業もちょっと落ち着いて、次の
ワカメの養殖準備までちょっと時間もできたので、気になるところを調査です。
まずは地震、津波で削られて土砂崩れをおこし、立木が流木となって固まっている
場所を調査しました。
木ですから、いずれ腐っていくとはいえほっておくと流れて船や定置網、刺し網などに
引っかかって壊してしまったりします。
アワビの生息域でもあったため、環境を出来るだけ元に戻したいところです。
(詳細、画像、三陸ボランティアダイバーズ公式ブログhttp://volunteerdivers.blog.fc2.com/blog-entry-195.html)
その後は何度もいってる堤防の外側。片付けたはずのところにまたあったり、
泥の中からか、流れてきたか。繰り返し続くのはいつものことだし続くこと。

日曜日はホヤ場の調査。これから始まるホヤ養殖の種付けに必要な天然ホヤの生息調査
です。
湾から出て水平線を見ながら目的地へ。この辺の根に前はあったんだと漁師さん。
潜行してすぐ見えたのは岩とウニ。環境の変化かホヤはまったくいない。
しかし、地形はダイナミックでめちゃくちゃ面白い!調査ですけどちょっと楽しい。

2本目は確実に。夏前に1度入ったところに移動です。その時からここはいいでしょう、
と言ってた場所ですが、ほんとに凄い!ホヤの群生、数年たって食べごろな大きな物や、
震災後に育ったと思われる子供まで。漁師さんも安心して種取りできることを確認しました。
$日々是好日

しかし、今回潜った場所はほんとに凄い!三陸のポテンシャルはまだまだ深い!
生物もありますが、地形がほんとに凄い!
切り立つ根の間の白砂の砂紋、光指す透明度。みんなに見せたい!
(https://www.facebook.com/photo.php?fbid=359517170810081&set=a.297252837036515.62110.297097983718667&type=1&theater)

水温もいまだに高目安定14℃くらいありますね。
いわゆる季節来遊魚もまだいたり、
$日々是好日
マツカサウオ。ミナミハコフグなどの季節来遊魚もうろうろしてたり。
市場にも鯖とかイナダとか夏の魚が未だに上がるので、ちょっと変わってますね。

今週潜って思ったのは、三陸のポテンシャルの深さ!調査だけど、作業だけど感動しっぱなし。
行った場所はいつでも潜れるところじゃないけれど、いつかまた!

三陸の秘めるポテンシャル。
マンタ?ジンベイ?クチバシカジカ?へーそう。(見てないけど涙)
全てはたまたまのタイミング。
見たいけど、見せたいけど、三陸のレア度が急上昇中ですよー
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2012-11-26 21:07:57

11月26日 三陸

テーマ:ブログ
今から30分後に、美しいメルボルンの街が廃墟になります。想像できますか?

オーストラリアのメルボルンに暮らす親友が、自分がかかわっているイベントで、
三陸ボランティアダイバーズの活動、被災地の状況を紹介したいと言ってくれました。
手持ちの画像と動画を送って、パネルを作って展示してもらい、ステージイベントの
間に時間をとってくれて、活動紹介ムービーも作って流してくれたそうです。
そのメービーの制作にあたり、代表の方のビデオメッセージがもらえたらといわれてた
のだけど、港で撮るつもりがバタバタしてる間にタイムリミット。メッセージだけでも
とギリギリで書いて送った文面の最初の1行。

世界から平和すぎる国と言われている日本でおきた大災害。
地震発生から30分後には海は溢れ、街を飲み込み、家のリビングにあったソファも瓦礫と言われるようになった。
遠く離れて7000km。メルボルンのみなさんにはどう伝わったでしょうか。

相変わらず三陸にはたくさんの人達が来てくれます。
関東圏から土日を使って、遠くからお休みを作って。

石垣島から今年2度目のゆかちゃん。
「鮭が見たい!」
ボランティアだけじゃなく、ここに来る楽しみを見つけてくれてる。うれしいなー。
海外出張が続くきたじーも、インドネシア帰りでそのまま三陸入り。ありがとう!
$日々是好日

体より大きい?カメラを持っても身軽なよねーだ。
カメラよりもっと大きな想いを心に持ってる!
$日々是好日

てるみちゃんもじゅりちゃんも、時間を作って来たい場所になってくれてる!
$日々是好日

こういちさん、チームサーフライダー、本当に頼りになります!
日々是好日
日々是好日

被災したから来たのだけど、来てみたらこれがけっこういいところですよ。
そんな風に思ってもらえるように、楽しいところ見つけておきます。
というより、見つけちゃいますもんね。地元にいる方が忘れてます。
みんなの何番目かの故郷になれるように!

メルボルンのとしに送ったメッセージ。
メルボルンの人たちに。遠く世界の人達に。皆さんが暮らす街に。
三陸ボランティアダイバーズの紹介に自分がメッセージを送るのはちょっとなーなので、
被災地に暮らしながら活動のお手伝いをするものとして。

今から30分後に、美しいメルボルンの街が廃墟になります。
想像できますか?
地震発生から30分後。高さ14メートルの津波が押し寄せ、私が暮らす街は廃墟になりました。
住んでいた家も、お気に入りの洋服も、愛用のマグカップも、子供達のPlayStationも、
たくさんの大事なものが瓦礫と言われるようになりました。
たくさんの大事な人達が亡くなりました。
そしてその多くが海へと流れていきました。
私達が生活で使用していたものは瓦礫となって陸上に溢れかえり、
やはり海中にもたくさんの瓦礫が漂っています。
海中に漂う瓦礫は、時に船を傷つけ、人を傷つけ、
三陸の産業の中心である漁業の再開を妨げることになっています。
海を仕事場とする人達、海を遊び場とする人達。津波に壊滅されても、
やはり海とともに街は生きていきます。
海の恐怖を嫌というほどわかっても、私達は海と共にここで生きていきます。
それでも私達はこの海が大好きです。
この海で生きていく人達のお手伝いを少しでもできたらと海の清掃活動を続けてきました。
これからも、この海で生きていく人達とともに活動を続けていきます。
津波で壊滅する前より、もっといい街に、もっとすばらしい海になるために。
これからもずっと続けていきます。

浦嶋康元

2012-10-23 21:46:24

10月23日 渋谷羅針 潜水士 広島

テーマ:ブログ
怒涛の10月。2週間海に行ってません。海行きたい。

3連休から始まった10月。たくさんのみなさんにお手伝いいただいた
次ぎの週末は、東京渋谷、BAR羅針で1日店長。
いつものメンバー達、わざわざ藤沢から駆けつけてくれたりと、楽しい夜でした。
初回なので手伝ってくれたオーナーの石丸さん、三陸ボランティアダイバーズの
女子力に圧倒!
$日々是好日

そして夜な夜な六本木、横浜のディスコ(笑)に一緒に遊び歩いたミズカも奥さんと
来てくれた。あのときミズカ中学生、高校生だったよなーwww
$日々是好日
岩手に帰る前に行っておこうと思っていたサンシャイン水族館にいくの忘れてた。次回。

帰って4日後、潜水士試験。試験会場は宮城県岩沼市。9時までに行きたいので
やっぱり5時起き。早起きも慣れたなー。
受験者は満員という感じ。さて合否は?

そしてまた週末。今月のメインイベント。ラブ4広島陸送ソロツアー。
三ボラ器材車ステップワンを引き受けることにしたのでラブ4は広島支部に
移籍です。気に入ってたし、大事に乗ってたのでちょっとさみしいですが、
遠く広島で活動続けるさわちゃんに、三陸から相棒を届けてあげましょう。

気がついたらもう1年前。まるで家族のように3人で横田で過ごした日々。
広島で見る笑顔は、とても自然な感じがした。あのときは、やっぱり
どこか力が入ってたのかもしれない。女子大生から社会人になり、慣れ親しんだ
地元での彼女は、自然でとても楽しそうで、すごく安心した。
$日々是好日

ぼくが渋谷の羅針で遊んでた時、彼女はうちの会社の商品と、恋し浜のホタテを
イベントを組んで売ったりしていた。
まったくいつまでも三陸をきにかけていてくれる。メディアの注目、たくさんの賞賛。
みんなが褒めてくれるので、ぼくはもう彼女を褒めるのをやめた。
たぶん褒めるともっとやろうとするから。
もっとさ、20代前半らしいヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!てやりなよ。
たまに思い出してさ、三陸いいところだったなーって思ってくれればいいよ。
でもなんかやるときに手が足らなくなる時もあるでしょ。
手を貸しに行くのはなかなか難しいので、三陸から相棒届けるよ。
手は貸せないけど、けっこういい足にはなってくれるから。

自分の娘といっていいくらいの年齢差。頑張る彼女を褒めてやらないけど、
三陸にいる親父は、褒めない代わりに「ありがとう」っていうのです。

遠くから、いつも見ていてくれてありがとう。

広島にいる娘のような親友。
$日々是好日
$日々是好日

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