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【愛知】稲沢市議拘束、地元に衝撃 中国で覚せい剤所持容疑
◆野村議長「事実の確認最優先」中国に渡航していた稲沢市の桜木琢磨(たくま)市議(70)=無所属、五期目=が覚せい剤を所持していた容疑で現地の公安当局に拘束されたことを受け、市議の地元では衝撃が広がった。「まじめな人」「信じられない」。桜木市議の人柄を知る人たちからは一様に驚きの声が上がった。 「ショックを受けている」。稲沢市内の知人男性は、突然の知らせに困惑した。 桜木市議は英語が堪能で、今年開かれた中国や韓国、インドネシアといった外国人と交流する催しに参加。積極的に参加者と会話をしていた。 「まじめな議員さんなので信じ難い」。男性の落胆は深い。 別の男性は「薬物に手を出しているそぶりなんてなかった」と断言してみせた。
町内会の活動に熱心で、防災訓練などの催しの取りまとめ役を務めたり、市への陳情の窓口になったりしていた桜木市議。男性は「自分から先頭に立って采配を振るってくれ、地域としても助かっていた」と振り返る。 高校時代の同級生も桜木市議の人柄を「まじめ」と口をそろえる。そのうちの一人は「住民のために一生懸命働いていた。他人をだます人ではない」と言い切った。 十五日午前十時から、稲沢市役所で急きょ記者会見した市議会の野村英治議長(60)によると、桜木市議は間違ったことが嫌いで、自分の考えははっきり口にするタイプという。 今後の対応について野村議長は外務省と連携する方針を示し、「議会として事実の確認を最優先に行いたい」と説明した。 一方で、「容疑が事実であれば、反社会的な行為であり、議員としてあるまじき行為。市民の皆さんにお騒がせしたことをおわび申し上げたい」とも述べ、陳謝した。 ◇ 大野紀明市長は十五日、「大変驚いている。市民の皆さまには多大なご迷惑をかけ、おわび申し上げます」とのコメントを発表した。 (市議拘束事件取材班) PR情報
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