ツルハが東電に賠償求め提訴11月15日 23時07分
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全国でドラッグストアを展開している札幌市の会社が、原発事故の影響で福島県内の店舗が営業できなくなったとして、東京電力に12億4600万円あまりの損害賠償を求める訴えを札幌地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、札幌市に本社がある大手ドラッグストアの「ツルハ」です。
全国でドラッグストアを展開しているツルハは、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、福島県内の5つの店舗が営業できず閉店に追い込まれたとして、東京電力に対し12億4600万円あまりの損害賠償を求めています。ツルハの説明によりますと、東京電力と賠償について交渉を重ねてこれまでに一部の賠償金の支払いを受けましたが、その後、交渉が難航し、今月8日に札幌地方裁判所に提訴したということです。
ツルハ側の担当者は15日の記者会見で、「東京電力の対応に不信感が募って提訴に至った。裁判所の判断を仰ぎたい」と話していました。
一方、東京電力は「請求の内容を詳しくうかがった上で真摯に対応したい」としています。