有田窯業大学校、佐賀大に統合 [佐賀県]
佐賀県と佐賀大は15日、専修学校の県立有田窯業大学校(有田町)を佐賀大に統合させる方針を発表し、基本合意書を締結した。佐賀大が陶磁器に関する学部か学科を新設し、次代の有田焼産業を担う人材を育成する。有田焼創業400年の節目となる2016年の実現を目指す。
県によると、県立学校を国立大学に移行させるのは珍しい。有田窯業大学校では現在、約50人が最長で4年間、窯業の専門知識や技術を学んでいる。県は有田町などから四年制大学に移行させてほしいとの要望を受けていたが、窯業の歴史や文化、デザイン、マーケティングなど幅広い分野の研究・教育は県単独では難しいと判断。佐賀大との連携を決めた。佐賀大は同大学校の敷地をキャンパスとして活用する方針。
=2013/11/16付 西日本新聞朝刊=