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【社会】

愛知の市議 中国で拘束 覚せい剤所持の疑い

 愛知県稲沢市の桜木琢磨(たくま)市議(70)=無所属、五期目=が、渡航先の中国広東省広州の白雲国際空港で覚せい剤を所持していた疑いで、中国公安当局に身柄を拘束されていることが、外務省関係者への取材で分かった。

 稲沢市議会の野村英治議長(60)によると、十四日午後二時すぎ、外務省から、桜木市議が拘束されたとの連絡があった。

 議長の説明では、桜木市議は、自身が経営する貿易会社「スカイウェイ産業インターナショナル」の仕事で、十月二十九日に中国へ出発。帰国予定の同月三十一日に、本人から同日の市の行事に「出席できない」と連絡があった。今月五日ごろ、家族が市議会に「中国で仕事上のトラブルが起き、帰って来られない」と連絡した。

 外務省関係者によると、空港で十月三十一日、持ち物安全検査の際に覚せい剤が見つかったとして拘束された。量や所持目的は分かっていない。

 野村議長は「ショックを受けている。外務省から『本人は容疑を否認している』と聞いている」と話した。

 桜木市議は市議会の総務委員長などを歴任する一方、中国や韓国に対する日本の外交のあり方や中国の歴史教育を疑問視する考えを明らかにしてきた。

 

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