学習会:外国人の子どもの学ぶ権利を考える−−24日・甲府で /山梨
毎日新聞 2013年11月14日 地方版
高校無償化から排除されている朝鮮学校などの現状を知ろうと、学習会「外国につながるすべての子どもたちの権利が保障されることを願って」が24日、カトリック甲府教会(甲府市中央2)で開かれる。講師は在日外国人問題に詳しい田中宏・一橋大学名誉教授。
2010年導入の高校無償化を巡って政府は、在日コリアンらの子供が通う朝鮮学校への適用を棚上げ。政権交代後の昨年12月、拉致問題などを理由に適用しないと決めた。これに対し、大阪や愛知などで在校生らが法の下の平等や教育を受ける権利を保障した憲法に違反すると訴え、提訴するなどした。
主催する山梨外国人人権ネットワーク・オアシスの大木真理子さん(55)は「民族性や歴史的な背景を大切にし、子供たちが学ぶことは権利だと知ってもらう機会に」と話している。午後2〜5時。資料代300円(学生無料)。問い合わせはオアシス(080・6787・7440)。【片平知宏】