ライフ卵子凍結容認を決定 健康な未婚女性も 生殖医学会が指針2013.11.15 17:17

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卵子凍結容認を決定 健康な未婚女性も 生殖医学会が指針

2013.11.15 17:17

 日本生殖医学会は15日、神戸市内で総会を開き、健康な未婚女性が将来の妊娠に備えて卵子を凍結保存しておくことを認めるガイドライン(指針)と、実施できる施設の基準を正式決定した。

 晩婚化が進み、加齢で妊娠しにくくなる「卵子の老化」が注目される中、若いうちに卵子の保存を望む女性が増えている現状を踏まえた。日本産科婦人科学会に登録している全国の医療機関を対象にした岡山大の無記名調査では、9施設が既に実施、71施設が「将来、実施する可能性がある」と答えるなど、今後広がることも予想される。

 指針に拘束力はないが、生殖医学会は年齢や施設基準などで一定のルールを設け、無秩序に広がるのを防ぐのが狙いという。9月に指針案を公表して意見を募っていた。同学会の吉村泰典理事長は「25~35歳で自然妊娠するのが原則。(卵子凍結による妊娠を)希望する人の道を閉ざさないための指針だ」と話した。

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