- 知事発言受け市議会の対応は…2013年11月15日(金)更新
- 「複数の市議会議員から市に圧力があった」。
中村知事の発言に波紋が広がっています。
松山市議会の寺井議長は、疑惑の詳しい内容について近く知事に確認する考えを示しました。
鉛やヒ素などの有害物質が漏れ出した松山市菅沢町にある民間の産業廃棄物処理施設「レッグ」。
およそ77億円に上る対策費をめぐり、中村知事はきのうの会見で、「複数の市議から業者に便宜を図るよう市に圧力があった」として、「市議の関与を明らかにしない限り県の費用負担は難しい」と発言しました。
これを受け、きょう、市議会の寺井議長は「知事としてはある程度の内容を持っているのではないかと推察はできる。
当然、開かれた議会なのでやらなければいけないことはきちんとやるべきだと思っているし、それなりの対応をしていきたい」と述べ、疑惑の詳しい内容を明らかにする必要があるとして、近く中村知事に話しを聞く考えを示しました。
一方、市の廃棄物対策課は、「過去の担当者に確認したが市議から圧力を受けたという事実はなく業者に便宜を図ったこともない」とコメントしています。