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政治
【きょうの人】沖縄・名護でフリーペーパー発刊 我那覇真子(がなは・まさこ)さん(24)
2013.11.15 08:27
「伝えないといけない真実を伝え、本当の意味での『地元新聞』としての報道をしていきたい」
故郷の沖縄県名護市で、今月からフリーペーパー「やんばるプレス」を創刊する。編集長として、左派一色の地元メディアと一線を画した論陣を張るつもりだ。創刊準備号では、米軍普天間飛行場の同市辺野古への移設について「基地が沖縄にあるのはアジア圏の平和を保つため。県外移設はナンセンスで、辺野古以外に選択肢はない」と言い切った。
左派の偏向教育を体験して育った。「板書10分で済ませて、あとは先生の演説」という社会の授業に、子供心に疑問と不安を感じたという。「高校でもこれが続いたら勉強ができない」と両親を説得し、入学1週間で高校を飛び出して米国に交換留学した。
「いろんなことに興味があって、やりたいと思ったらすぐ突っ走るタイプ」。早稲田大在学時に企業へのインターンでフリーペーパー編集を体験。卒業後に帰った地元で寂れゆく商店街を目の当たりにし、「復興に貢献したい」と自ら発刊を思い立った。
政治・経済の硬派ネタに加え、タウン情報も充実させる。創刊準備号では、地元の「おばあ(おばあさん)」に、青春時代を当時のベストショット写真で振り返ってもらったコーナーが好評だ。成人式のファッション特集など、今後のアイデアも膨らむ。
創刊号は15日発行。インターン先だった「東京ヘッドライン」の協力を得て、隔週発行、1万部でスタートする。持ち前の行動力で「いずれは沖縄全体に広げていきたい」と意気込む。(千葉倫之)
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