欧州連合(EU)統計局が15日発表した10月の加盟国の消費者物価指数で、ユーロ圏17カ国のうち、ギリシャなど3カ国が前年同月比で下落したことが分かった。ギリシャが1.9%下落で最大の落ち込み幅。キプロスは0.5%下落、アイルランドは0.1%下落した。スペインとポルトガルも前年同月比で横ばいにとどまった。
消費者物価が下落した3カ国と横ばいだった2カ国は、ユーロ圏などから金融支援を受けている国。財政緊縮策などによって内需が低迷しており、物価低下圧力がかかっている可能性が高い。
ユーロ圏全体の指数は0.7%上昇で、前月末に発表された速報値から変わらなかった。(ブリュッセル支局)
EU、消費者物価下落、ユーロ圏
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