腕の描き方のコツ

初心者ほど簡単だと思われて軽視されやすい場所、それが腕です。
円柱をふたつくっ付けた単純な形だと思われやすいのが理由だと思います。

でも腕は単純にみえて、実はなかなかの曲者です。
模写だと簡単に描けるのに、見ないで描くと不自然に見える……
それは腕の構造が思ったより複雑だからです。

今回は資料を活用しつつ、きちんと自然に見える腕を描く方法を紹介します。

 

 

●手首の位置を決める

腕を描くとき、まずどこから描くでしょうか?
もちろん好きなところから描いてかまいません。
でも、手首の位置を最初に決めておくと腕は断然描きやすくなります。

自分の手首を見てください。
仮に自分手首をスパッと切ると、その断面のかたちは横長な楕円になっていると思います。

あなたが描きたいと思っている手の位置にあわせるように、この楕円を手首の位置にアタリとして描いておきましょう。

このとき、手首の位置は可動範囲内に収めるように注意します。

手首のアタリ

 

 

●肘間接の位置を決める

手首の位置を決めたら次は肘関節です。

肘関節の位置は手首の位置が決まると、自動的におのずと決まります。

同じポーズをとっている資料を探し、肘関節の位置を調べましょう。
例えば、自分の姿を鏡で見たり、素体人形などを観察して位置を把握します。

把握したらマルなどで間接の位置にアタリをとっておきます。

肘関節のアタリ

 

 

●手のひらの向きを決める

私たちは手のひらをくるっと上下に回転させますが、あれは手のひらや手首が回転しているわけではなく、前腕が回転しています。

前腕のなかの骨と筋肉がねじれることによって手を回転させているのです。

つまり手のひらの向きによって、前腕の筋肉や骨格の構造が変わるということです。

構造が変わると見た目も変化するので、手のひらの向きが決まらないと前腕は描くことはできません。

前腕の形の変化

 

 

●資料を見ながら前腕を描く

描きたい手のひらの向きを決めたら、
それに合った前腕のかたちを描かなくてはなりません。

手のひらの向きによってコロコロ変わる前腕の構造をすべて暗記するのは困難です。
腕の筋肉について少しずつ学びつつ、ここは素直に資料を参考にします。

ネットの情報や書籍などを見ながら描きましょう。

筋肉を覚えるときは、紙に腕の筋肉の絵を模写したあと、色鉛筆で塗りわけると覚えやすいです。

前腕を描く

 

 

●最後に二の腕を描く

女の子の二の腕は筋肉が発達していないので、あまり筋肉を強調させる描き方はしません。
単純な円柱として捉えても良いと思います。
仮に強調させるなら、上腕二頭筋や上腕三頭筋を意識しつつ描きます。

二の腕を描く

ただし、肩の筋肉である三角筋はしっかり描かなくてはなりません。
三角筋は筋肉のなかで最も目立ちます。
脂肪の多い女性でも三角筋の盛りあがりははっきりわかります。

萌え絵の女の子は胸を張り、肩を引いていることが多いので、少しだけ三角筋を強調して描くとかわいらしくなります。

三角筋の位置はこちらを参考にしてください。

肩の構造を理解しよう! http://moetatsu.com/shoulder01

 

 

●まとめ

今回は腕を描く順番を変えることで描きやすくなるということと、資料を使って描くことをお伝えしました。

腕を描くときに注意することは、腕が短すぎたり長すぎたり、または二の腕と前腕の長さのバランスが悪くなったりすることです。

でも、手首と肘関節の位置を先に決めたり、自分の腕を鏡で確認したり資料を見たりすることによって、腕を描くときに陥りやすい問題を防ぐことができます。

たかが腕だと面倒くさがらずに、描きなれるまではしっかり資料を確認することが大切です。

 

 

 

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