顔の喜怒哀楽とともに、キャラクターの豊かな感情を伝える手段として、手を忘れることはできません。
手の表情だけで「その人が今何をしてどんな感情を抱いているのか」を想像することができます。
見る人のイマジネーションを掻き立てるわけです。
手の表現によって萌えるシチュエーションがぐっと広がるんですね。
そんな手ですが、描くことは非常に難しいです。
手の構造を学んだとしても
練習量を増やしたとしても
なかなか思うように上達しないのではないでしょうか。
イラストの中でも最難関といえる手ですが、実はちょっとした工夫でそれなりに描けるようになります。
ぜひその工夫を試してみて、手の苦手意識を減らしましょう。
(指の描き方を知っておくとさらに苦手意識がなくなります。→指の描き方のコツ)
●先に色を置いておくと手は描きやすくなる
手はいきなり描き出すとだいたい失敗します。
きちんとアタリを取りましょう。
アタリは線や点ではなく、ブラシで広範囲に色を塗ったものを使用します。
簡単にいえば、手を描く前にブラシであらかじめ手の形っぽく塗っておくということです。
すごく単純ですね。
でもこれだけだと物足りないので、手の骨格を踏まえつつ、もう少し踏み込んだ説明をします。
まずは下の図を見てください。
これが手の骨格になります。
見てもらえればわかりますが、手の骨はまず手根骨というたくさんの骨が集まったカタマリから、 それぞれ5本の骨が枝分かれしています。
つまり手の骨は手根骨が出発点となります。
すでに腕は描いてあると思いますので、手根骨があると思われる場所に色を置きましょう。
次は手のひらです。
手のひらには中手骨があります。
中手骨に沿って色を置いていきましょう。
終わったら指の付け根の部分もそっと塗っておきます。
今度は人差し指から小指までです。
各指の長さに気を使いながら色を置いていきます。
最後は親指です。
中手骨、指骨まで一気に色を置きましょう。
これでアタリは完成です。
あとはこれを目安に手を描くだけです。
アタリなしのときよりも手の形のイメージが簡単になり、描きやすくなったと思います。
色々と形や角度を変えて練習してみてください。
●手を描くときの注意点
手を描くとき初心者が一番勘違いしやすいことは、指は指の根元から曲がると思っていることです。
自分の手をよく見てください。
指の間接は指の根元ではなく、手のひらの上部にあります。
手の甲側だと骨が出っ張っているところを支点に曲がり、
手のひら側だと手相でいう感情線に深いしわができて曲がります。
ここに中手骨と指骨の関節があります。
指を曲げたとき、手を横から見ると指が長くなったように見えます。
逆に手のひらの面積は小さくなったように見えます。
指を曲げるごとに徐々に変化しますので、しっかりと観察してください。
●最後に
手を描くときのコツを1つお伝えしましたが、他の手の講座もあわせて学ぶことによって 多面的な理解が得られます。
ひとつのやり方だけでなく、他の手の描き方も柔軟に取り入れて頂ければと思います。
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はじめまして、random walkと申します。
Twitterでフォローして頂きありがとうございます。私と、同じく絵を描いてらっしゃると言うことで、こちらの方にもやってまいりました。
一応、全記事読ませて頂いたのですが、まず、一言、一年半ほど前にイラスト始めたんですけど、その時に、このようなサイトがあればどんなに助けられたかなと思うくらい、私が悩んでいたことの解決法が書かれていました。多分、これから、イラスト始める方には物凄く役に立つ内容だと思います。私も、今からでも大変参考になります。今回の手の描き方も、私の悩んでいるところですので、参考になりました。
これからも、ちょくちょくよらせて頂きたいと思います。
では、また。
ありがとうございます。
お褒めの言葉をいただき恐縮です。
手を筆頭に人を描くって難しいですよね。
私も四苦八苦しながら描いています。
random walkさんの一助になれたのであれば、私も嬉しいです。