肩は腕を動かすたびに見た目を変化させる非常に間違えやすい部位です。
腕を動かすと肩の筋肉である三角筋とともにその周辺にある骨や筋肉も大きく動きます。
そのため肩周辺を描くにはどこから手をつければよいか混乱しやすいと思います。
今回はそんな複雑な肩まわりの構造を整理し、シンプルに考えることで描きやすくなることを目指します。
●肩を描くときの考え方
これから紹介するのは肩を描くときの1つの考え方の例です。
他の構図の場合はご自身で試してみてください。
①腕の位置を決める
まずアタリを取る段階で腕の方向を決めます。
腕を上に挙げるのか、下げるのか、それともナナメに上げるのか
自分の中で腕の向きはココ!とあらかじめ決めておいてください。
この例では左手は真横、右手は下ということにします。
②鎖骨、肩甲骨の位置を把握する
腕の位置が決まったら鎖骨もしくは肩甲骨の位置を調べます。
なぜなら腕を動かすと鎖骨と肩甲骨も連動して動くからです。
体の正面を描くときは鎖骨、体の背中側を描くときは肩甲骨の位置を把握しましょう。
肩甲骨は背中にあるので、素直にネットや書籍などで調べるしかありません。
でも鎖骨ならば鏡があれば自分の体を使って調べられます。
鎖骨の外側の先端に指をあてて、腕を動かしてみてください。
腕の上げ下げによって鎖骨の外側の位置が移動するのがわかると思います。
(ちなみに内側は動かない)
あとは調べたことを参考に鎖骨や肩甲骨の位置にめぼしをつけて描きます。
③三角筋の位置を把握する
三角筋とは肩そのもののことです。
肩の構造を理解しよう!で触れましたが、三角筋は鎖骨の1/3と肩甲骨の一部である肩峰にくっ付いています。
つまり鎖骨もしくは肩峰の位置がわかれば三角筋の場所もわかるのです。
上の図も鎖骨の1/3くらいから三角筋が伸びています。
④腕を描く
三角筋の位置がわかったら腕を描きます。
といっても先に腕を描いてから三角筋を付け加えてもかまいません。
個人的には三角筋を描いてからのほうが描きやすいです。
でもどちらを選ぶにせよ、先に鎖骨と肩甲骨の位置を把握してから描いたほうが良いかと思います。
把握することなしに、最後に鎖骨と肩甲骨の線を適当に付け加えることは避けなければなりません。
●その他注意点
腕の上げ下げによって肩の位置が変わると言いましたが、 肩自体を上げ下げすることも可能です。
肩を上げ下げすると鎖骨や肩甲骨が動くことはもちろん、首と肩の中間にある僧帽筋も動きます。
資料を見るときは鎖骨や肩甲骨だけでなく僧帽筋も確認してください。
以上で終了です。
肩は本当に難しいです。
描くたびに資料で確認しなければならないので大変です。
1回描くだけで記憶できる脳みそが欲しいところですね。