萌え絵師の絶対必須科目といえるのがお尻です。
にもかかわらず、意外にもお尻の描き方の講座は少ないように思えます。
同時にお尻の構造に関する情報も少ないです。
難しい構図になると結構描けないのがお尻だと思います。
今回はお尻を描くときのポイントと、比較的バランス良くお尻を描けるアタリの取り方について紹介します。
●骨盤の重要なポイント
バランスの良いお尻を描くためには、まずは骨盤から入ります。
まずは下のイラストを見てください。
上のイラストの左側は骨盤を後ろから見たものです。
そして二つの赤いポイント、これがお尻を描くときの要所になります。
この赤いポイントを上後腸骨稜(PSIS)といいます。
右側のイラストを見ればわかりますが、位置的に言うとお尻の分け目の上端にあたります。
お尻を描き始めるときはまずこのPSISを探してください。
そしてこのPSISを基準にしてお尻を描きこんでいきます。
PSISが構図的に見えないときは、なんとなくここらへんだろうと頭の中でイメージしておきましょう。
●アタリはカタカナの「エ」で
カタカナの「エ」、もしくは漢字の「工」でもいいですが、 お尻を描く前に、横線2本と縦線1本をアタリとして描いておくとお尻のバランスが取りやすくなります。
上の横線は2つのPSISを結んだ線、もしくはお尻の上端付近に描きます。
下の横線は股間とお尻の境目付近、もしくはお尻の下端付近に描きます。。
縦線はPSISの中間地点と股間とお尻の境目付近を結びます。
PSISや股間が見えない構図のときは、お尻の上端や下端を基準にしてください。
曲線のお尻に直線のアタリを描くのは、奇妙に感じるかもしれません。
ある程度慣れが必要ですが、せめて「エ」でなくても「二」くらいのアタリは取っておくことをおすすめします。
●お尻のラインを細分化
お尻のシワなど、お尻のラインを細分化すると下のようになります。
【ヒップ】下半身の描き方のコツと見比べてみましょう。 少しだけ下半身を立体的に捉えられるような気がしてきます。
●お尻を描くときの注意点
お尻を描くときに一番難しいのは何といってもお尻と脚の間にできるシワです。
この足のシワですが、脚の位置関係によってシワの形が大きく変化します。
特に脚を前に出すとシワは次第に消えていき、お尻とふともも部分の境界線が曖昧になっていきます。
逆に脚を後に引くとシワは濃く太くなります。
つまり尻を描く前には、ある程度脚の位置を決めておく必要があるということです。
これからは他のイラストを良く観察し、脚を曲げる角度によってお尻のシワがどう変化するか覚えておきましょう。
●最後に
四つん這いなど萌え絵にはお尻の描写は必須です。
お尻が描けないとパンツも描けません。
魅力的なお尻が描けるようになるためにも、あらゆる角度から描けるようにお尻の部分模写をすることをおすすめします。
また脚の位置を微妙に変えたときのお尻の見え方の変化を描くのも良いでしょう。
思った以上に奥が深いお尻、しっかり観察してから描くことが大切です。