東京電力は15日、福島第一原発の高濃度汚染水を入れたタンクから水漏れが見つかったと発表した。4秒間に1滴ほどといい、タンクを囲む堰(せき)内にたまった雨水に混じっている。外部には流れていないという。

 東電によると、15日午前8時50分ごろ見回り中の作業員が見つけた。14日午後6時ごろは異常はなかったといい、直後から滴下していたと仮定すると漏れは最大約4・4リットル。タンクの容量は500トンで、4号機から南西方向のG6南エリアにある。鋼板をつなぎ、継ぎ目をボルトで締め込むフランジ型。堰内には雨水が11センチほどたまっている。ボルトの増し締めなどの対応をとるという。