事件当時は心神喪失 不起訴11月14日 21時18分
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ことし5月、大阪・生野区の商店街で、男女2人を刃物で刺したとして、殺人未遂の疑いで逮捕された韓国籍の男について、大阪地方検察庁は、事件当時は心神喪失の状態で責任能力がなかったとして、不起訴にしました。
不起訴になったのは、大阪・生野区に住む韓国籍の31歳の無職の男です。男はことし5月、大阪・生野区新今里の商店街で、新聞配達員の男性や、ビル清掃員の女性の腹などを刃物で刺したとして殺人未遂の疑いで逮捕されました。男は3年前から病院の精神科に通院していたことから、大阪地方検察庁は専門家による精神鑑定で、刑事責任を問えるかどうか調べた結果、事件当時は心神喪失の状態で責任能力はなかったとして、不起訴にしました。
これを受けて検察は、医療施設に入院させて適切な治療を受けさせるため、裁判所に、医療観察法に基づく申し立てを行いました。