阪神の掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(DC=58)が、秋季練習(兵庫・鳴尾浜)での指導を打ち上げた。生え抜き主砲育成のため連日、精力的な指導を行っていたミスタータイガースだが、球団がもう一つの“任務”を課すことになった。観客減少のストップ、さらに2010年以来4年ぶりの年間観客数300万人突破という大仕事だ。
掛布DCは「みんな二軍からはい上がっていく。私もそうだった。最初はチャンスが少ないかもしれないが、それをものにしながら上に行くしかない」とエールを送った。
2日に本格指導を開始して以来、若手選手に対する指導方法、打撃理論には和田監督をはじめコーチ陣や球団首脳も舌を巻いている。その一方で球団では25年ぶりにタテジマ復帰したミスタータイガースの人気も再確認した。
そこで球団関係者は「やはり掛布さんの注目度はすごい。来年の観客動員アップにも貢献してくれるだろう」と新使命を追加することになった。「掛布さん自身が試合でグラウンドに立つわけではないが、掛布さんが育てた生え抜き選手が活躍するようになれば話題になるし、お客さんも球場に足を運んでくれる。やはり最もお客さんを呼ぶことができるのは生え抜きスター。しかも“掛布さんが育てた”というプラスアルファも付いてくる。4年ぶりに300万人という大台を超えることもあるんじゃないか」(球団関係者)と大きな期待を寄せている。
主催試合の観客動員数は10年から3年連続で減少。今季は前年比1・6%増の277万1603人となったが、球団幹部は「増えたといっても1%では、ここ数年続いている減少傾向が止まったとは言えない。昨オフには福留、西岡と実績のある選手を獲得。ファンに期待感を抱いてもらうことで観客アップにもつながると考えていたが、シーズン序盤から観客数は伸び悩んだ。我々の思ったような反応がなかった」と厳しい評価だ。こんな背景もあるだけに絶大な人気を誇る掛布DCを観客動員アップの切り札として指名したのだ。
戦力の底上げ、観客数アップと掛布DCへの期待は高まるばかりだ。
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