小泉純一郎元首相は12日、日本記者クラブで講演し、脱原発について「首相の判断力、洞察力の問題だ。かじを切ってほしい」と述べ、安倍晋三首相が決断すべきだとの考えを示した。理由として「これから日本で最終処分場のメドをつけられると思うほうが楽観的で無責任すぎる」と語った。時期は「即ゼロのほうがいい」と表明した。
小泉氏は2009年に政界を引退。今夏、フィンランドの最終処分場などを視察した後、脱原発を訴えている。12日の講演では「最終処分場の問題は技術的には決着している」と指摘。福島原発事故後の世論を踏まえると受け入れ先を見つけるのは政治的に困難なため「原発ゼロ」に転換すべきだと主張した。
首相はこれまで「今の段階でゼロと約束するのは無責任だ」と反論している。菅義偉官房長官は12日の記者会見で「責任あるエネルギー政策を推進することが極めて大事だ」と説明。最終処分場について「政府の責任で対応すべき話だ」と語った。自民党の細田博之幹事長代行は小泉氏の主張に「甚だ疑問を感じざるを得ない」と記者団に語った。
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