田上（右）の表敬訪問を受けた天龍は逆水平で歓迎

　１２月７日の東京・有明コロシアム大会で引退するノア・田上明社長（５２）が１３日、引退試合の８人タッグ戦（田上、杉浦貴、森嶋猛、平柳玄藩組vs天龍、藤波辰爾、井上雅央、志賀賢太郎組）を戦う天龍を、格闘生活５０周年メモリアル大会（東京・新宿フェイス）で表敬訪問。あいさつ代わりに天龍チョップを浴びせられた。

　スーツ姿で来場した田上は「大相撲から転向したばかりのころ、シューズで顔面を蹴られたりして…。プロレスの厳しさを教えられた。最後にそんな天龍さんと戦いたい」と頭を下げると、再び顔を上げた瞬間を狙って、天龍は田上の胸板に厳しい逆水平チョップ。

　不意を突かれた田上はあっけに取られるばかりだが、高笑いの天龍は「プロレス界に残る者の義務としてグーパンチで制裁…いや清算するよ。カーッとなったら、藤波選手を相手に反撃してください」と、まさかの制裁宣言。単なる記念引退試合にする気はない。