芸能界のドンこと「バーニングプロダクション」の周防郁雄社長を名指しで糾弾し続け、話題となっていた民族派団体「大日本新政會」のホームページが、一時閲覧不能となり、業界内で騒動になった。

 同ホームページでは、これまで周防氏とNHKプロデューサーの癒着ぶりや、暴力団人脈、アイドルグループの肉弾接待疑惑などがつづられており、「週刊文春」(文藝春秋)でも大々的に報じられるなど、反響を呼んでいた。

「書いているのは周防氏と“兄弟分”のような付き合いをしていた、大日本新政會総裁の笠岡和雄氏です。2001年に赤坂のバーニング事務所に銃弾が撃ち込まれる事件がありましたが、その騒動を収めてもらうために周防氏が笠岡氏に近づき、以来、プライベートを共にするような蜜月関係になりました。

 しかし千葉の産業廃棄物処理場建設をめぐって、両者に金銭トラブルが起こり、2年前に決裂。そこから笠岡氏がホームページ上で周防氏を糾弾するようになったのです」とは社会部記者。今秋には、バーニング事務所に同団体の街宣車が回ることもあった。

 そんな中、突然「大日本新政會」のホームページが閲覧不能に……。週刊誌記者は「あれだけヤバイ話を、ずっと放置しているわけにはいかない。おそらく、両者の間でなんらかの手打ちが行われたのではないか。それならホームページが閉鎖されるのも理解できる」と話す。

 この“手打ち情報”は、ここ数日間で爆発的に広まったが、一方では「いやいや、まだあの2人はドンパチやっているよ」(別の関係者)という話も。それを裏付ける形で、同サイトはシンガポールにサーバーを移し、ドメインを変更(http://www.dainipponshinseikai.com/)して周防氏への攻撃を再開している。“閲覧不能”騒ぎの真相は、バーニング側からの公開差し止めの仮処分申請を受けて、サーバー会社が自主的に閉鎖。その対抗手段として、数日後にドメイン変更、サーバー移転を行ったようだ。

 芸能界最大のタブーとされるバーニング周防氏の“闇”を猛然と追い詰める同サイトから、今後も目が離せそうもない。