阪神の最重要課題となっている守護神補強が大ピンチだ。獲得を目指していた韓国ナンバーワン守護神のサムスン・呉昇桓(31=オ・スンファン)が米大リーグ移籍に傾く“裏事情”の存在が判明したのだ。
南球団社長は「いろいろなケースがある。対応策を考えていかないといけない。特に抑えに関しては次の手を考えないと…」と厳しい表情で話した。今季は守護神不在に悩まされただけに呉昇桓の獲得を最優先に考えてきたものの、予断を許さない情勢になってきたからだ。
韓国メディア関係者によると日本の球団で呉昇桓獲得に最も積極的なのが阪神。日本移籍なら阪神入りが有力視されている一方で呉昇桓サイドが米大リーグ移籍を選択する背景もある。
もともとメジャー志向を持っていた呉昇桓。これを強力に後押ししているのが、昨オフにポスティング(入札)制度でドジャーズに移籍した元ハンファ・柳賢振投手(26=リュ・ヒョンジン)の大型契約だ。6年総額約30億円で所属球団のハンファに支払われた落札金は約20億円。海外FA権を持たない呉昇桓がメジャー挑戦するためにはポスティング制度を利用しなければならない。この落札金を見込んでいるサムスンは呉昇桓にメジャー移籍を勧めているという。
そして、今回、呉昇桓の海外移籍が可能になったのはサムスンが容認したおかげという経緯があるだけに古巣の意向は無視できないとみられている。
さらに、呉昇桓の代理人もメジャー移籍を猛プッシュしている。この代理人は韓国大手マネジメント会社・IBスポーツから独立したばかり。韓国メディア関係者は「独立後、初めて選手を海外に送る。だから代理人としては絶対に実績が欲しいところ」と指摘しており、米移籍で柳賢振のような大型契約をまとめようと躍起になっている。
これらの事情をふまえて韓国球界では「呉昇桓は日本行きをメジャーの“保険”と考えているようだ」とささやかれているのだ。今後、本格化する交渉で阪神は最大限の条件を提示する方針だが、呉昇桓周辺の“メジャー包囲網”を突破できるか。厳しい交渉となりそうだ。(金額は推定)
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