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 「亭主元気で留守がいい」をことわざのようなものと思っていた若い同僚がいる。妻がよく口にしているのだという。もちろん防虫剤のCMで1986年にはやったフレーズである。新語・流行語大賞が来月に30回目を迎えるにあたって過去のトップ10を選んだ。その中の一つだ▼もっとも、亭主は達者で留守が好(よ)いという言い回しが日本語大辞典に載っている。妻の望みは昔も今も同じということか。流行語には少し経つと使うのが恥ずかしくなる類いも多い。時を超えて色あせない中身を語ればこそ、長く生き延びる▼「赤信号みんなで渡ればこわくない」も、その好例だろう。大賞が始まる以前、漫才ブームに沸いた80年の作だ。そういえばイラストレーターのみうらじゅんさんの「マイブーム」は97年に入賞し、今では広辞苑にも掲載されている▼時代をさかのぼると、これもかつては新語だったのかと驚く例に出くわす。たとえば「春一番」である。64年の当欄は、西日本のあちこちの漁村にある季節感あふれる言葉を、4、5年前から気象用語に使うようになったと紹介している▼流行語は世相を映す。よく映すあまり、後の時代からは遠くなる場合もあろう。バブル絶頂の88年の「5時から男」や、89年の「24時間戦えますか」。時々思い出すことはあっても実際に使う機会はない▼さて、トップ10で21世紀に入ってからのものは一つだけだった。今年の大賞の候補は豊作だという。後世に残る名文句が選ばれるだろうか。

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