大型ライブ「Ｇｏｌｄｅｎ　Ｃｉｒｃｌｅ　Ｖｏｌ.１８」で熱唱する（右）から桜井、寺岡、小田

　大物歌手のひらめきにスタッフは大わらわだ。

　複数のアーティストによる大型ライブ「Ｇｏｌｄｅｎ　Ｃｉｒｃｌｅ　Ｖｏｌ.１８」（１０日、東京・日本武道館）に、主催者の音楽プロデューサー寺岡呼人（４５）とゆかりが深い「Ｍｒ．Ｃｈｉｌｄｒｅｎ」のボーカル桜井和寿（４３）、シンガー・ソングライター小田和正（６６）、植村花菜（３０）ら豪華メンバーが出演。ＡＫＢ４８グループのドラフト会議に負けない盛り上がりを見せた。

　会場に駆けつけた１万３０００人のファンをサプライズで熱狂させたのが桜井。当初、このライブでは全１８曲が予定されていたが、本番ではミスチルの大ヒット曲「ｉｎｎｏｃｅｎｔ　ｗｏｒｌｄ」が歌われ、全１９曲になった。

「この日のリハーサル中に急きょ『ｉｎｎｏｃｅｎｔ――』が追加されることが決定。もともと、このライブの選曲は、寺岡が桜井や小田にリクエストする形で決めるけれど、追加はリハーサル前までスタッフも全く聞いてなかった。２人がライブを盛り上げようと考えて、追加したみたい」（関係者）

　音響、照明、カメラといったスタッフは「マジで！？」と大慌て。準備の変更に追われた。

「桜井がミスチルのツアーで曲目を追加することは過去にもある。ただ、この日みたいに他のミュージシャンの主催ライブにゲスト出演する形で曲目追加となると大変。ミスチルのツアーならライブスタッフが固定されるから対応しやすいけど、ゲスト出演だとそうはいかないから」（レコード会社関係者）

“天才的”と言われる音楽センスを持つ桜井のスタッフは大変だ。