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【プロ野球】

マーのメジャーへの扉開いた

2013年11月15日 紙面から

 日本選手のメジャー移籍手段の一つであるポスティングシステム(入札制度)の新制度について、労組・日本プロ野球選手会(楽天・嶋基宏会長)は14日、「2年間限定で受け入れる」と発表し、その方針を日本野球機構(NPB)に伝えた。

 NPBは18日の実行委員会で話し合い、12球団の承認を得たうえで大リーグ機構(MLB)と正式に合意する方針。早ければ今月中にも新制度が発効する見込みだ。

 12球団の選手会長から意見を集約した選手会の松原徹事務局長は「複数球団交渉権を求める活動方針は変わらないが、これ以上NPBに任せていても交渉がうまくいくとは思えない。苦渋の決断だ」と説明。新制度が施行される2年間に、ポスティングシステムの改善や海外フリーエージェント(FA)権取得期間の短縮などを進めるよう、あらためてNPBに求めた。

 新制度には選手と落札球団が破談した際の制裁金などが盛り込まれ、NPBとMLBがほぼ合意済み。交渉の席に着いておらず、内容に不満を持つ選手会が待ったをかけ、合意の見直しを求めていた。正式合意に至れば、楽天の田中将大投手(25)が制度を利用して今オフのメジャー移籍を目指すとみられている。 (小林孝一郎)

 

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