宮内庁の風岡典之長官は14日の定例記者会見で、秋の園遊会で天皇陛下に直接手紙を渡した山本太郎参院議員(38)について、刃物が入った封筒が同議員宛てに届いたとの新聞記事を読んだ陛下が心配していることを明らかにした。
14日に天皇、皇后両陛下と会った際に陛下が話したという。
山本議員は10月31日の園遊会で、陛下に原発事故の現状を訴える手紙を手渡したことが問題となり、参院議長が任期中の皇室行事への出席を禁止する処分などを言い渡した。
園遊会後、右翼団体などが議員会館周辺で抗議活動を展開。参院議員会館に13日届いた封筒には、刃渡り9センチの折りたたみナイフとともに「近日中に刺殺団を派遣します」と殺害を予告する文面が印字されていた。山本議員の事務所は「これ以上騒ぎが広がることを防ぐためにコメントは差し控えたい」としている。
[2013/11/15-06:01 スポーツ報知]