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藤岡2階級制覇 年感じない/ボクシング

新王者に輝いた藤岡(中央)を祝福する竹原会長(左)と畑山会長(撮影・中島郁夫)
新王者に輝いた藤岡(中央)を祝福する竹原会長(左)と畑山会長(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:WBA女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦>◇13日◇東京・後楽園ホール

 前WBC女子世界ミニマム級王者藤岡奈穂子(38=竹原&畑山)が、2階級制覇の快挙を達成した。WBA女子世界スーパーフライ級王者山口直子(35=白井・具志堅)に挑戦。3-0の判定で強打の日本人対決を制した。3階級上の2階級制覇は男女通じて日本初。38歳2カ月での奪取も自らの最年長記録を更新した。

 藤岡が初回から手玉に取っての快勝で奪取した。左フックを軸に先手をとり、3回に右ストレートから連打でダウンを奪った。「左でリズムとれ、勝てると思った」。打ち合いも圧倒し、最後までKO狙いで攻め勝った。男子なら無謀とも言える、飛び級での2階級制覇挑戦。それも定年を1歳超え、最年長奪取記録をまた伸ばした。藤岡は「怖くなってきたが、まだ年は感じない」と言い切る。畑山マネジャーは「ものが違う。パッキャオだ」と褒めちぎった。

 一時は集中治療室に運ばれた母友子さんが観戦していた。藤岡も左の鼓膜が破れる強打を浴びたが「少しは親孝行できたかな」。初防衛戦は来春に敵地へ乗り込み、暫定王者ベルムデス(アルゼンチン)との統一戦に臨む。「もっと女子を盛り上げたい」と、まだまだやめる気はない。

 [2013年11月14日9時4分 紙面から]

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