山中教授の研究グループが開発したiPS細胞技術が医学研究に貢献し、世界中の研究者がこの技術を利用して創薬やバイオテクノロジーを発展させ、難病の治療法開発に役立つ可能性があることが高く評価されました。トーバルズ氏は、フィンランド出身で、コンピューターのオペレイティング・システム「リナックス」を開発しました。
<山中伸弥所長のコメント>
「世界で最も重要な科学技術賞の一つであるミレニアム技術賞のグランド・プライズを受賞したことを大変光栄に思います。これは私一人の力で受賞できたのではありません。iPS細胞の開発成功は私の研究室の学生やテクニカルスタッフなど多くの方々の惜しみない努力の結果です。私の使命は、世界中の多くの研究者と協力して、iPS細胞を推進し、一日も早く医療応用に結びつけることです。iPS細胞を用いた創薬や難病の治療法開発を目指して一層研究活動に励みたいと思います。」