【ロンドン=共同】フィンランド政府などが出資するフィンランド技術アカデミー(本部・ヘルシンキ)が優れた技術者に贈るミレニアム技術賞の今年の授賞式が13日、フィンランドの首都ヘルシンキで行われ、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の生みの親、山中伸弥・京都大教授(49)ら2人に賞が授与された。
もう1人の受賞者はコンピューターの無償基本ソフト(OS)「リナックス」を開発したフィンランド出身のリーナス・トーバルズ氏。2人は各回の受賞者の中で最も優れた技術者に贈られる「技術大賞」も共に受賞した。
同アカデミーは山中教授について、iPS細胞開発により「医学や生命工学に多大な影響を与えた」と評価。約120万ユーロ(約1億2千万円)の賞金は2人で折半となる。
山中教授は受賞後、共同通信の電話取材に「(iPS細胞の)研究は自分一人の力では絶対にできなかった。この賞には今後への期待も込められていると思う。人類に貢献できるように一層努力していきたい」と話した。
ミレニアム技術賞は人々の生活を向上させた技術の開発者をたたえるため、2004年に創設され、2年に1度、受賞者が選ばれる。06年には青色発光ダイオード(LED)を開発した中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授が受賞した。
山中伸弥、フィンランド、リナックス、コンピューター、中村修二
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